卒業制作でテーブルマナーを演出!
仙台YMCA国際ホテル製菓専門学校では、毎年卒業制作を発表しています。今年のテーマは「テーブルマナー」。例年行ってきた模擬披露宴ではなく、よりサービスを演出することを目的に企画した初の試みです。
後期から準備が開始されたこの卒業制作は、サービスだけでなく、調理や会場演出にもこだわりながら、お客様にテーブルマナーの由来などをお伝えしていくものとなりました。
一つの宴会を行うためには多くの役割が必要となります。一人で何役もこなし、みんなで力を合わせ、お客様に楽しい時をお届けすることができました。
お客様にとってお食事はとても大切。心を込めて調理しました。
70人のお客様のお荷物を預かるクロークも重要
お客様は、講師、新入生、業界関係者、YMCA役員やYMCAサポーターのワイズメンズクラブの皆様です。
「楽しいテーブルマナー&昼食会」で準備されたメニューに合わせてテーブルマナーの起源や食事中のマナーについて解説がありました。
70名の食事を同じタイミングで提供することはなかなか大変なことです。
例えばスープのサービス。
学生たちは、チューリンサービスという手法で提供しました。
チューリンというスープを入れる銀器は、重く、熱いスープが5から6人分入っています。これを片手で維持しながら、お客様に提供していきます。お声をかえ、会話もしながらになりますので、すべてのお客様に提供するころには、腕がパンパンになります。
宴会場でのチューリンサービスは、なかなか普段ではできない体験です。
お料理とデザートは、ホテルパティシエ科を中心に組み立てました。
食事の後には学生たちによるダンスやカクテルづくりなどの演出も行われました。
2年間の集大成である卒業制作。今年も大変感動的なものに仕上がることができました。
この会を行うにあたり、多くの業界の皆様のご協力があったこと感謝申し上げます。