おもてなしを仕事にする no.3 ドアマン
ホテルのお仕事にはいろいろありますが、「ドアマン」ってご存知でしょうか?その名の通りドアを開ける人?いったい何のためにドアマンは配置されているのでしょうか?
学校説明を受ける高校生に「こういう仕事してみたいですか?」と聞くと、大概の生徒さんたちはあまり良い顔をしません。たしかにホテルの他のお仕事と違い、ドアマンだけは外の職場。暑くても寒くても、嵐でも外に立ってお客様対応するので大変な仕事であることは間違いありません。
お客様に最初に会う大切な役割
ドアマンの多くは結構派手なユニフォームを着ています。そして体の大きいスタッフがその場を担当していることが多いものです。大きな体の方が大きなユニフォームを着て、堂々とお客様をお迎えする姿に、どんなお客様もVIPになった気分でホテル内に向かうことができるのではないでしょうか。
ドアマンは、ホテルに来館する方に対してホテルの代表者として一番最初にお客様の対応をします。そして、一番最後にお客様をお見送りするのもドアマンの役目です。この役割にあたるスタッフは大変重要なのです。
お客様の送迎
ぜひ、ホテルにはタクシーで訪問してみてください。ホテル前に横付けされたタクシーを降りるときドアを開いてくれるのがドアマンです。お荷物があればそれをベルマンに引継ぎ、フロントまでご案内いたします。
もしみなさんがいつもホテルを利用する方なら、きっとドアマンは皆さんのお名前を呼んでくださいます。ドアマンの中には3,000人以上のお客様の名前を憶えているドアマンもいて、そのホテルを訪れるお客様は自分の名前を呼んでくれることがステータスになっていることと思います。
参考:https://townwork.net/magazine/skill/38982/
あいさつもお客様によって変化させる
ドアマンはできる限りお客様をお名前でお呼びすることを心がけているわけですから、あいさつもお客様に合ったあいさつをします。今日ホテルで行われるイベントが何があるかはもちろん、どんなお客様がお泊りになるのかも調べておきます。
もちろん予約なしでいらっしゃるお客様もいらっしゃるので、普段から新聞等に目を通し、情報収集を心がけることが、より優秀なドアマンになるための準備になるのです。
ドアマンのお仕事の一部を紹介しましたが、ホテルに入る時に皆さんからドアマンに声をかけてみてはいかがでしょう。帰る時には、お顔を覚えてくださっているかもしれませんよ。