YMCAホテルマン育成カリキュラム紹介 キャンプボランティア
人格形成のためのユニークなカリキュラム
以前大人気だった石ノ森章太郎作画の「HOTEL」や、最近では、「ホテルコンシェルジュ」、「マスカレード・ホテル」などホテルマンがいろんな場面ででてきたり、問題を解決する場面が出てきます。いやなトラブルにはあまり遭遇したくはありませんが、お客様の良い思い出に残る滞在のための問題解決でしたら一生懸命応えるというのがホテルマンのやりがいでもあります。
「相手のことを考えることができる」スキルはホテルマンにとって必須。仙台YMCA国際ホテル製菓専門学校では、人格形成のためのユニークなカリキュラムを展開しています。その一部をご紹介します。
YMCAはキャンプ100年
日本で初めて組織的キャンプが行われたのは1920年大阪YMCAからはじまりました。
▼ YMCAキャンプ100年|公益財団法人 大阪YMCA:
http://www.osakaymca-action.org/Events/CAMP100/
▼ YMCAキャンプ100年|公益財団法人 日本YMCA同盟:
https://www.ymcajapan.org/campaign/camp100th
仙台YMCAでも、毎年多くの子どもたちが、キャンプやスキーのプログラムに参加しています。YMCAのキャンプの特徴の一つは、小グループ集団を作り、リーダーと呼ばれる子どもたちの安全を守り活動をサポートするボランティアが24時間いつも一緒にいるところです。
リーダーの体験がホテルマンの実力をつける
仙台YMCA国際ホテル製菓専門学校の学生たちは、1年時にホテルでのインターンシップを行います。夏に2ヶ月、冬と春にそれぞれ1ヶ月半ほどの期間現場に触れます。それは、初めてのホテル現場の体験として大変貴重なものとなります。
2年時に行われるのがキャンプリーダー実習。子どもたちのグループリーダーとなり、生活のお世話や活動の手助けをします。子どもたちに楽しんでもらうプログラムを他のリーダーたちと立案したり、そのプログラムを運営したりします。
リーダー体験のメリット
リーダー体験には多くのメリットがありますが、その中でも4つ挙げてみました。
①子どもたちのことがよくわかる
24時間いっしょにいるのがリーダー。でも管理者ではありません。子どもの様子を見守りながら、困っていたら手助けをします。共にいることで子どもたちが何を考えているのかを感じることができます。
②リーダーシップを鍛えられる
小集団での行動はリーダーがそのグループをリードします。グループをまとめて安全に行動するためのアドバイスをすることになります。チームで行う仕事に役立つリーダーシップが鍛えられます。
③企画力が身につく
他のリーダーと共に子どもたちの状況に合わせてプログラムを立案していきます。プログラムの流れや準備物、運営方法などさまざまな役割を体験できます。リゾートホテルやテーマパーク希望者には特に良い体験となるでしょう。
④自分の得意が生かされる
子どもたちと触れ合うとき、子どもたちはあなたがどんな人か興味を持って近づいてきます。あなたがスポーツやアニメ、音楽、ゲームなどに興味があったら子どもたちとの距離はぐっと近づきます。あなたの得意が子どもたちのあこがれになります。
YMCAならではのリーダーシップ育成カリキュラムは100年の歴史が培ったキャンププログラムのなかで行われています。